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ゴミ箱 生ゴミのその他の情報
ゴミ箱は辞書で引くと以下三つが紹介してあります。
1.箱
2.果皮箱
3.
疑問は筒はダメなのかという点です。それと中国では中に何を捨てるかでゴミ箱という単語が幾つにも分かれるのですか?
日本語のゴミ箱って、意味が広いですからね。
確かに悩むところですね。
申し遅れましたが、私、現在、中国駐在しております。
もしも、街中でゴミ箱を探すなら、箱ですね。
歩道や住宅地やマンションの外にある共同ゴミ箱、
デパートやホテル内などにあるゴミ箱は、
オール箱です。
中国の名所旧跡の見学中に見かける陶器で出来た
芸術的ゴミ箱には、ちゃんと果皮箱と書かれています。
カエルの口からゴミを捨てるようになってたり、
パンダの頭に大きな穴が開いていたりするんです。
もちろん、こんなセンスあふれるゴミ箱でなくても、
観光地に据え付けてあるゴミ箱は果皮箱です。
昔は、観光地で出るゴミは、
果物の皮と相場が決まっていたのでしょう。
最近でこそ、ペットボトルだのお菓子の空き箱だの、
いろんなゴミの種類がありますが、
昔の観光客が捨てるものと言えば、
りんごの芯だのみかんの皮だのがメインだったのでしょうね。
それで、今もその名残で、果皮箱と呼ばれているのだと思います。
中国は、昨今のリサイクルという概念ではなく、
昔からの生活習慣として、
紙ゴミを買い取ってくれる業者があって、
それは今も存在しています。
日本のちり紙交換に近いものなんですが、
紙はゴミではなく、リサイクルするものなんですね。
お年寄りなどは、スーパーのレシートまで業者に売ります。
まさに、ちりも積もれば……ですね。
というのは、そういう目的背景があるゴミ箱で、
紙だけを捨てる(一時捨て置く)入れ物なのです。
もっとも最近では、業者の買取価格が下がっていて、
ダンボールなどの大型ゴミくらいしか、
まともに買い取ってくれなくなっているので、
という呼び方自体が、あまり聞かれなくなりました。
先日、大きな企業に仕事でおじゃましたとき、
廊下の突き当たりのコーナーに、
「」と書かれたコンテナが置かれているのを見かけました。
不要になったコピー用紙が、どっさり入っていました。
さて、問題の筒ですが。
家の中で使われているゴミ箱や、
オフィスのデスク脇においてあるゴミ箱、
学校の教室においてあるゴミ箱などは、
すべて筒でOKです。
つまり、ある小さい空間で少ない量のゴミをまかなうゴミ箱で、
なおかつ据え付け式のものではなく、持ち運べる小さなものが、
筒と呼ばれるものの特長です。
最後に、
日本語で言うところの、「ゴミ箱」のニュアンスに最も近いものはなんだろう、
と考えてみたのですが、
これがなんと、箱なのではないか、と思います。
つまり、
1)大きかろうと、小さかろうと、箱は箱
2)据え付け式だろうと、稼動型だろうと、箱は箱
3)紙ゴミだろうと、生ゴミだろうと、箱は箱
4)私の部屋で出たゴミだろうと、オフィスのゴミだろうと、
箱は箱
という発想なのではないか、と推測しています。
長々すみませんでした。
実は、私、ゴミ箱大好きなので、
中国でゴミ箱の写真たくさん撮っているんですよ。
つい、熱くなりました。ごめんなさい。