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福袋 ネタバレのその他の情報
福袋ってなぜ中身が分からないのですか!
もし何も入ってなかったら、ヤギじゃないですか!
ええとですなぁ…
本来は、メーカー小売価格が高いのに、そう簡単には捌けずに不良在庫になってしまったような商品を寄せ集め、
価格的にはお客に確実に得になるような価格設定をし、と言って、欲しくは無い様な商品まで寄せ集め、
仕入れ原価を遥かに割るような捨て値で「在庫一掃処分」を狙った「セール」です。
近頃のように、中身を明示して売っているケース(後述A)は別として、
メーカー小売希望価格合計の1/10くらいの捨て値で、
店頭在庫(店晒し品)不良在庫品(店崩れ品)を処分するための目的で始まった商法ですな。
極端な例ですが、今であれば・・・( )内、当時価格−−現在実勢価格
2002年当時の地デジ非対応48型液晶テレビ(40万円→0万円)
2002年当時の最先端デジタルカメラ(10万円→0万円)
1995年モデル軽自動車(90万円→0万円)
ウインドウズMe搭載ノートパソコン(20万円→0万円)
これだけ入って福袋3万円で売れば、現在の実売価格ゼロ…どころか、リサイクル料やら何やら掛かるところを、おまけに倉庫の経費も掛かるところを、
不良在庫を抱えているよりも店側では遥かに得になります。
ただ、それじゃ「酷いわね!」と言われかねないので、実勢価格30000円くらいの新鋭家電などを1品程度入れるわけ。
勿論袋にゃ入らないから目録として。
極端な例、よ!
例えば、有名ブランド衣料品、こりゃ、モデルとして半年ばかり遅れりゃ、半値に値下げしても簡単にゃ売れない、
特に特大・極小サイズ等はね。
が、馬鹿安値でも10着捌ければニューモデル2着程度の仕入れ値には充当できる。
10万円の有名ブランドキングサイズスーツ流行遅れ、これ、2万円だって買う人いないでしょう?
そんなもの、仕入れなきゃいいというかもしれないが「あの店標準サイズしかない」という悪評が怖いから、
無駄と知りつつ仕入れざるを得ないわけですな。
足出してだって、運転資金手に入れたい訳ですなぁ…
ここで(後述A) について。
前述のような悩みは問屋段階でも抱えているわけです。
現実には、問屋段階で半年も不良在庫となったものは、例え半額にしても小売店じゃ仕入れない。
バッタ問屋とか、古物商にひとやまいくら(例えだよ)で売るしかないわけ。
どうせひとやまいくらなら、取引ある小売店で買ってもらうほうが問屋じゃ嬉しいわけですな。
小売店の方だって、福袋でなら旧年式とか、売れないサイズ、なんて大幅に混ぜて売っても、
買った客がどれか一二品福袋の価格とその評価した品物の通常価格とで損がない、
と判断すりゃ、文句は出ないわけ。
私が40年近く前勤めていたカメラ店の福袋、酷いもんでしたぞ…
売れ残りや、問屋の売れない在庫集めたもの。
一例
カメラ用ストラップ(通常店頭価格¥1000)
カメラ用三脚(通常店頭価格¥3800)
期限切れ近い36枚撮りネガカラーフィルム5本(通常店頭価格¥3400)
子供用パックフィルムカメラ(通常店頭価格¥4680)
これを福袋として¥5000で販売。
これを境に私、馬鹿社長との仲、急速に悪くなり、
賃上げ交渉決裂を機に辞表叩きつけました。
そういう実情知ってるから、私ゃ福袋なんか買ったことなし。